どうするんでしょうねぇ。運転手さんも人間ですから、生理現象で突然そういうことにならないとは限らないですよねぇ。

いったいどうするんでしょう。
ロマンスカーで有名な小田急電鉄に聞いてきましょう。

「えーとですね、通常、乗務する前には点呼があるんですよ。健康状態や注意点などをこの点呼でチェックした上で乗務するんですが、この時点で済ませておきます。小田急の場合、長くても乗務が1時間半くらいなので、そういった状況はほとんどないですね。何年に1回起きるかどうかじゃないでしょうか」。

それではその「何年に1回かの状況」になった場合、どうするんですか?

「通常、無線連絡して、電車基地にいる予備勤務の運転手が出動することになっています。ですから、電車の遅延等にはなりません」。

どうやって、予備勤務の運転手さんは「何年に1回かの状況」になっている電車に向かうのでしょう?

「それはですね、電車で先回りして駅で待機するんです」

なるほど。わかりました。でも乗務時間が長くなると、事情が変わってくるんじゃないでしょうか。新幹線でそのようになった場合は、どうするのか?JR東海に聞いてみましょう。

運転士の方は、トイレには行かないんですか?

「基本的には、乗務時間中にはそういうことはありません。運転士から気分が悪いなどの申告を受けた場合で運転の継続が不能であると指令が判断した場合は、運転士を交替させることとなっています」。

新幹線だと自動運転で車内のトイレに行ったりするのかと思いましたが、そんなことはないんですね。長くなったら危ないですもんね。さすがに安全第一のシステムが完璧に整っているようです。